2019年7月27日土曜日

商売になるなら会社を辞めようと思ったけど、辞めるのをやめた

 前回は、楽して覚えられる教材を作れば、慎ましやかに生きていけるぐらいの商売になるんじゃないかと思った。教科書会社に掛け合って、学校の授業に沿ったデータを作っておけば、参考書を買うよりも気が利いてるんじゃないかと思った。

 そしたら、ユニットごとの新出単語熟語をまとめるのもダメだし、教科書の名前は出してくれるな、とのことだった。

 そしたら、3ヶ月後ぐらいに似たようなコンセプトのアプリが教科書会社から登場した。しかも、喋って覚えるシリーズよりも覚える側にとっては残念な作りだった。(その後そのアプリもひっそりと消え、今はリスニングの音声だけ再生する、先生用のアプリのみになっている模様。IDとパスワードがないと動かないとか)

 結局、デジタル教科書が議論されている今も、著作権の扱いがまだ安定していないんだと思う。楽して覚えられる教材が手に入るなら、学生・生徒にとってはそれが最高なのに、みんな、学ぶ側のことはどうでもいいのかね。。。

 それはさておき、初代喋って覚えるシリーズは「教科書ガイド」的な補教材になれなかったため、「授業を楽して乗り切りたい人」ではなくて、「授業だけでは飽きたらない人(しかも発音をマスターしたい人)」向けのアプリとなり、とてもとても生きていけるほどの収入にはならず、会社を辞めるのは断念した。

 2019年夏、仕事でお世話になっているある先生の紹介で、日本デジタル教科書学会でこのアプリの紹介をさせてもらえる機会を得た。

 こうなったら、開き直ろう。

 小金を稼ごうなんてケチなことは考えずに、全国津々浦々、語学学習に精を出している子供、大人、語学を教える側の先生たちにも思いっきり使ってもらおうと思う。

課金・広告なし!
私的利用、公的利用、商用利用、すべてOK!
家でも学校でも塾でも、どうぞどうぞ!!



 今回は、著作権的に私的利用の範囲に収まるよう、問題集を自分で登録していく形態を採った。副次的効果で、ターゲットユーザーが中1、中2、という縛りがなくなって、子供から大人まで、万人に使えるアプリになったと思う。



 それから、日本語の文字を見て英語を発音して“口の練習”に加えて、英語を聞いて日本語で声で答える“耳の練習”も出来るようになった。



という事で、成績も日→英、英→日のそれぞれで持つようになった。

 アプリの方も、あとちょっと実装残しをやっつければGooglePlayにアップ出来そうだし、学会の予稿集原稿も出来たし、もうちょい頑張ろう。

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